感謝・がむしゃら・謙虚
将来、社会に出たときに、自分で道を切り拓いて生きてことができる力を育む。
自分の頭で考える事ができ、高い目的意識を持って物事をやり抜く力を備えた選手を育てる。
また、そういう選手が育つチームを作る事。
【感謝】
なぜ、感謝の気持ちを持つことを大切にするのでしょうか?
それはこの先にどんな理不尽な場面に遭遇しても、
感謝の気持ちがあれば目の前の事実に対してプラスの解釈をすることが出来るようになるからです。
昨今、自己肯定感が低いと悩んでいる人が大勢いらっしゃいます。
その理由は、その人の価値観の中には常にマイナスに解釈してしまう考え方の癖があるからです。
シンプルに言えばマイナス思考の根幹の話なのですが、
その課題を突破する一つの方法は、「感謝の心」を常に持つことです。
自分にとって都合の良い時ばかり感謝するのではなく、
たとえどんな逆境の時でも、そこから感謝の種を拾うことが出来るような自分になることが重要です。
感謝の種をきっかけに、そこから肯定的解釈をすることが出来れば、
いつでも、どんな時でもピンチをチャンスに自らの力で変えることができます。
【がむしゃら】
言葉を調べると「我武者羅」と書いて、向こう見ずに無茶苦茶に物事をするさまという意味です。
つまり一心不乱に自分の選択に対して信念を持ってやり抜く決意だと考えます。
自分にとって何に焦点を当てるかがとても大切です。
英語で言うとcommitmentですが、誰に対して何を誓うのかが大事です。
情報化社会によって誰でも手軽に様々な情報が手に入る時代だからこそ、
最も必要な最優先テーマにこそ焦点を当てて、がむしゃらにやり抜く信念を持つことが大切です。
信念とは、意識下に打ち込まれ続けた思考の力です。
私達は「自分は出来る」という信念を持って毎日挑戦をしています。
1人では行けるところは限られるが、大勢いればどこまでも行ける。
同じ志を持った仲間がいれば、必ず自分の目的は達成することが出来ます。
【謙虚】
謙虚とは、虚を兼ねると書いてある通り心の姿勢のことです。
実の世界は事実、虚の世界は解釈です。
つまり積み上げた事実に対して、自分はどんな解釈をするかと考えることが大切です。
目の前の事実に対して傲慢でも慢心にもなろうと思えば、そのように解釈することが出来ます。
また、卑屈でも被害者にも解釈の仕方によっては、そのように考えることが出来ます。
大切なことは、健全な自己概念を持ち「おかげさま」の心を持つことです。
成功したことも達成したことも、全て周りの環境のおかげだと理解出来れば、
相手の中に自分の成功を見出すという考え方が出来るようになります。
人は1人では生きていけません。必ず他者の関わりを求めて生きていきます。
だからこそ、縁があって出会った人達の大切なことを大切にする生き方が重要です。
傲慢でも慢心でもなく、卑屈でも被害者でもない謙虚に生きることを学んでもらいます。